フロド・バギンズ
「なんだかすぐ厭になっちゃう主人公だな」とうのが第一印象。主人公がヒーロー然としていないところが指輪物語の魅力だと思います。特別な力を持っていたりはしない。時々みせつ紳士な姿は「旦那」と呼ばれるにふさわしい。旅を通してpityを受け継いだんだとわかったとき、彼がこの物語の主人公であることがはっきりわかりました。

再読を重ねるうちに、かれが他のホビットに比べ(その叔父であるビルボにくらべても)とても静かで人格者だることがようやく理解できました。旅の途中から、もはやその姿はどこか神ががり的に透き通るような美しさをかんじます。

映画:「若すぎる」とも言われていたようですが。私のなかのフロドは何故か若い印象でした。ま・まあ指輪を持ったときから外見は変わらなかったのではないでしょうか?
いや、でも、イライジャはかわいかった☆雪のなかですってんころりと転がるフロド。か・かわいい!!FotRでは格好よすぎて好きじゃありませんでした。TTT・RtoKと段々と高感度UP!
ゴクリ/スメアゴル
「食べるものない、休みない、スメアゴルにはなんにもない。」と、ゴクリはいいました。「スメアゴルこそこそやね。」二つの塔:下P281
な・なんて、悲しいセリフ。
実は、原作で一番好きなキャラ。最初は瀬田訳にひかれて気になっていたけれど、再読時には本当に好きになってしまっていた。よって、サム、あまり好きじゃないです。サムも良いとは思うんだけど、「どうしてゴクリにもうすこしだけ優しくしてやれない!?」私のキャラ基準は「ゴクリに優しいか」というのが存在します。

ゴクリは「グラン・ローヴァ物語」にでてくるデシとダシを思いだします。勿論、ゴクリのほうは悪いところもあるやつだし「くさいし汚い」でも、それに対する態度は、接する人の、失敬!…接する者の心を映しだす。キリス・モルグル直前スメアゴルの心を取り戻し、そっと寝ているフロドに触ろうとするゴクリ。その行いはサムによって妨げられる。切なくて哀しい。ゴクリのことを考えはじめると泣きそうになります。

映画:残念ながらイメージと違いました。もっと、ぬめぬめしてください。両生類みたいなかんじでさーーー。…この映画の何が気に入らないかって、ゴクリに対する描き込みがたりなすぎることです。ゴクリはあんまに狡猾じゃないやい。ゴクリはフロドを慕ってるんだい。ゴクリがあんなだと、話の本質がまるで違ってしまうやい。

ビルボ・バギンズ
「あなたのご意見は明々白々。ばかホビットのビルボがこの事件の発端になった。だからビルボがこの件を、片づけたほうがよい。それともビルボ自身を片づけちまうことになるかもしれんが、そのほうがよいと、こうおっしゃりたいんでしょう。……」旅の仲間:下1P133
サムワイズ・ギャムジー

「・・・・・・旅は終わりました。けど、はるばるここまで来たあとで、まだ諦めたくねえのです。諦めるなんちゅうのはどういうわけか、おららしくねえのです。わかってくださるだか。」王の帰還:下P136
なんでガンダルフは彼を巻き込んだんだろう…。灰色港にむかうとき「指輪をもう一度みせてくれ」って言うのを「指輪の呪縛」と思って悲しく思いました。が、友人がふと。「ビルボって指輪に良い思い出しかないだよね」!そっか!そうよね〜、ただ懐かしかっただけってこともあるのだ。そう思いたい。。フロドに比べて格段に明るい叔父 サム…人によって凄く好きな人もいるとは思うんですが、私は苦手です。この人がいなければならなかったことは理解できるけれど…。頑固で。滅びの山で最期にゴクリに情けをかけることができたことが救いだけれども・・・彼は「なんちゅう誉れ」の後ゴクリのことを思い出すことはあったのでしょうか…?
ガンダルフ
…というのも、その笑い声に陽気で楽しげな響きがあったからです。しかし魔法使の顔にかれが見たものは、初めのうちはただ心労と悲しみの皺にすぎませんでした。ところがもっと一心にみつめているうちに、すべてのものの下に大きな喜びが隠れているのを認めました。もしそれがほとばしり出ることがあれば、一つの王国全土を笑いでみたすに足るだけの楽しい喜びの源泉ともなったでしょう。(王の帰還:上P42)
サルマン

「そうとも、あんたはたいそう成長した。あんたは賢明にして残酷だ。あんははわしから復讐の甘美さを奪った。そしてわしはこれからはあんはの慈悲を恩に着て、苦い思いを抱きがら行かねばならん。あんたの慈悲を憎む、あんたを憎む!では、わしは行く。そしてもうこれ以上あんたを悩ませはせぬ。だがわしがあんたに健康と長寿を祈るとは思い設けるな。あんたにはそのどちらもあたえられぬだろう。……」(王の帰還:下P304)
怒りっぽくせっかちな賢人。でもすごく優しい。もう、ずっとずっと生きて、小さな小さな存在のホビット(特にペレグリンとか…)に親身に優しく見下さずにできるなんて、凄いこと。
映画:サー・イアンは素晴らしいです!!私の中のガンダルフよりもっと優しい。そしてお茶目。花火だってみせてくれますからね!エルロンドの会議でフロドが「私が行きます」といったときのあの表情といったら…!
知りすぎた為に堕ちていってしまった賢者。弱い人間くさい人が大好きな若菜ですが、何故か彼には惹かれませんでした。でも、このセリフの気持ちはよくわかる…。「復讐の甘美さ」…。うっとり。

メリアドク・ブランディバック

ペレグリン・トゥック
「すべての星々の名前を、そしてありとある生けるものの名前を、そして中つ国と天上界と大海をへだてたかなたの地の歴史を。」
ピピンはそういって笑いました。
二つの塔:上2P224
ホビット庄のお坊ちゃま。ピピンよりしっかりしてる。そんな彼がずっとずっと一緒だったピピンと別れたとき、「ピピンが一緒だったらなあ!」っていつも言ってるののが悲しい、そして可愛い。セオデン王を慕う姿がかっこいい。
な・なんだかメリーに対して少ないな。感想。いや!でも好きなのに〜!いいセリフもいっぱい言ってますよね?

映画:もっとメリーの頭のよさと勇気を出して欲しかったなあ。メリピピが緑龍館で踊るシーンを見るためだけでもSEEをかって良かった!!RtoKでのピピンとの別れのシーンもえも言えず(あそこは馳夫さんも○)。
お坊ちゃまその2。(…旅の仲間ってお育ち良い人ばっかりだなー。)
ピピン〜。かわいい〜。もう、馬鹿ばっかりやって、ガンダルフじゃなくたって、怒りたくなるってものよ!大好き。旅の仲間で好きなのはガンダルフ&ピピンのコンビです。
そういえば原書をよんで初めて彼が、Pipと呼ばれるのをききましたよ。
10歳の子供と対等に話ができる29歳。

まあ・そんな彼がかっこよくなっていくところが好きなんですけどね。

映画:可愛い!!(こればっか)
いや、でもホント、惚れました。素顔ではドミニク派なのに、ビリーの方が好きですヨ!

馳夫/アラゴルン
「わたしは馳夫でもあり、ドゥナダンでもある。そしてゴンドールと北の国の両方に属しているのだ。」二つの塔:上2P137
ボロミア
「わたくしの国では、頭がまいれば、体がお役に立つべしと申しております。われらの中でもっとも身体強健なものが道を探さねばならぬでしょう。…」旅の仲間:下1P184
レゴラス&ギムリ

まだいいセリフが思いつきません…。

「ドワーフの強情っぱり!」とでも言っておこう。とりあえず。
子馬亭で「好きになってもらいたかったんだ」と仰った王様にたいして、ヘンなヤツと思ってしまいました。ホビッツがやたらと「馳夫さん、馳夫さん」となついているところが可愛い。「馳夫」という訳は初めはおかしいと思った。でも、そんな馳夫が格好良く思いだしたら、合わせて「馳夫」という名も格好良く思いだす。そんな絶妙な訳。

映画:恰好よくなりましたね。。私の好きな顔のタイプです…。韋駄天はかっこよすぎでしょ。
た・体育会系ですね…。ボロミア。そんなガテンなボロミアけっこう好きです。
きっと、彼はホビットを庇護するものだと思っている。対等でない。彼のなかで。だからなつかないのだ。あ・でもお兄ちゃんだからな。ファラミアをかわいがるように可愛がってたりして。人間くさくて(人間だけど)好きです。彼の死では泣きます。

映画:なんだかボロミア映画のほうがホビッツに優しくない?メリピピとちゃんばらごっこしてたり、モリアで「Noooo!」と叫ぶフロド抱きかかえたり。。。
いきなり一緒くたなかんじで(笑。漫才コンビ。レゴラスは時としてアツいんだけど、飄々としたかんじで。
ギムリは篤い!アイゼンガルドでのホビッツとの再開シーン。何度読んでも楽しいです。アラゴルンもイイ味だしてますが、ギムリにはかないません。…はっ!私、旅の仲間で一番興味薄いのレゴ王子!?

映画:レゴ王子、王様の舎弟のようですがな!?しかも短気だし!TTTの楯ボードは(笑えて)好きだったけど、じゅうはやりすきでしたよ。あはは。
ギムリ…。ちょっと扱いひどくないですかー!?笑い担当なのはいいですよ。別に。でも、少ないよ、出番!!












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